真のアニオタ保守である以前に、ファンタジーRPGの専門家である私が、
以下のように順位を付けてみました。
『オーバーロード』>『GATE』>『ビキニ・ウォリアーズ』>他
『オーバーロード』
ゲーム内で悪の大魔王となった主人公が、等身大の現代人として葛藤する姿は、
日本神話の英雄達のようで、好感が持てる。
作風から女性キャラの好みまで全てが、あの橙乃ままれ氏に似ている。
女性キャラの出来が悪いから売れないだろうが、才能のある原作者はまだまだいるものである。
ファンタジー世界の質感も完璧。ワクワク感があり、続きが見たくなる。
『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』
自衛隊の活躍に逆切れする人もいるようだが、リアルリアリティ、
ファンタジー世界と現代世界とのバランスが良く描かれている。
例えば、現代兵器がドラゴンに対してどの程度効くのか、といった物事のバランスが良く取れている。
ソニー子会社A−1ピクチャーズが、何故かワーナー向けの本作に力を入れており、
女性キャラの萌え度も高い。その煽りを食う形で、シンデマスなどの絵が崩れたのである。
冒険物では無いが、視聴者視点では、世界の探検や冒険をしているので、自然と続きが気になる。
『ビキニ・ウォリアーズ』
ドラクエのエッセンスをパクってエロを足した動画。
非常に無駄の無い作りで出来はいいが、物語が無いので続きはあまり気にならない。
だが、ホビージャパンが日本におけるファンタジーRPGの頭領であることを鑑みると残念に思えるのである。
『六花の勇者』
見た目だけはファンタジーだが、中身はギスギスした内輪揉めと推理小説。
続きというより、早くこの苦境から逃れたいという感じの作品。
ポニーキャニオンにはファンタジーは向いていないようである。
『ケイオスドラゴン』
一旦作った規則を自分で安易に破るという、創作上最もしてはいけないことをしてしまった。
「多くの自国民や幼馴染を殺した敵」の部下を、主人公が「友達」と言い張った時点で、
本作は完全に出鱈目な茶番劇になった。
これを作った人物は、一度精神鑑定を受けるべきである。
既に10年後の世界がアプリで公開済なので、続きでは無く収束を見届ける確認作業と化している。
ちなみに、『アル戦』は、『GATE』より下で『六花』より上、という程度の出来である。