今期の目玉アニメ「AKIBA'S TRIP」「けものフレンズ」「幼女戦記」「鬼平」


商品力は無いものの記憶に残る作品を、出来るだけ拾い上げて行きたい。



「AKIBA'S TRIP」
「世界のGONZO」の最高傑作。
あらゆる時代の秋葉原を大体再現している。
秋葉暦40年の私から見ても、文句のつけようのない作品である。


けものフレンズ
初見で「少し下手な手描きアニメ」だと思ったら、CGだった。
生命力の強さを連想させるので性的魅力に直結する要素でもある「動物」が、生き生きと描かれている。
内容も意外に濃く、'80年代のアドベンチャーゲームの「先が見えない面白さ」が、再現されている。


幼女戦記
「新しい物語」とは言いがたいが、2話から面白くなった。
現代日本の性悪な中年男性が幼女に転生して第一次世界大戦時のドイツをモデルにした国で戦う、
という、「なろう」系としては王道の内容。
タイトル詐欺なので萌え要素は皆無だが、大量に出て来るオッサンキャラが良い。


鬼平
台東区の文豪・池波正太郎の小説「鬼平犯科帳」を、忠実にアニメ化。
完全な時代劇アニメで、イケメンホモ要素が無い潔さには好感が持てる。
細身の主人公には最初違和感を覚えたが、本来はあれぐらいが良いと思えるようになった。
むしろ、最近の時代劇のベテラン役者の「太さ」の方が、おかしいのかもしれない。
田中公平氏のop曲と「2次元の殺陣」だけでも見る価値はある。