チャンネル桜の累積赤字が5億円もあったらしい

http://plaza.rakuten.co.jp/goaheadgo/diary/200703110000/


オタク向けアニメのような強力なコンテンツを持たない限り、CS放送は軒並み赤字のようです。

また、ネット右翼が貧乏で、資金力が殆ど無いことも判明しました。
強力な宗教パワーの後ろ盾があれば、このような窮乏には陥らなかった。
ソウカマヤン等の不当な言いがかりも明らかになりました。



ここからは、非礼を承知で敢えて書きます。

草莽崛起という言葉には、他人の力を一切当てにせずに、自分1人で命をかける精神を表しています。
いわゆる保守の人は、その精神を「手法」として、絶対視し過ぎているようにも見えます。

楠木正成吉田松陰西郷隆盛三島由紀夫……保守人の信仰の対象である偉人には、
人生を中途で終えた人、不本意な形で夭折した人が少なくない。

自分の心身を激しく燃やし尽くす姿を他の人に見せることで、
より多くの人の精神を「覚醒」させることに繋げる、という意味でしょう。


が、現代社会、特に若い世代では、
勝ち残った人「勝ち組」の意見だけが大きく反映されて、
故人は丁重に葬られて終わり、という傾向が強い。
要領良く「勝ち組」に相乗りするために、優勢な側に若い人は集まる。

保守陣営は、潔癖さという欠点から、昔から「負け戦」を繰り返しています。
今後も同じ手法を続けていると、拉致問題で盛り上がったものの既に醒めてきた若い人の支持は、
更に減るでしょう。


若い人を惹きつけるには、

・保守が「勝ち組」である
・左翼が「川に落ちた犬」となり、保守はそれにノーガードで石を投げつける立場である

という状態を、作り出さなければなりません。


叩き易い物だけを叩いて自分の滋養とする。高揚感を得る為に、確実に勝てそうな戦いだけをする。
それが、戦後現代のネット人、若い人の基本姿勢です。

例えば、一時期の2ちゃんねらーは、偶然結果的に西村幸祐氏と波長が合ったに過ぎず、
今後西村氏が何らかの失策で川に落ちれば、容赦無く石を投げつける可能性もあります。
TBSOFFの流れの変化が、それを証明しています。



加えて、保守主義社会の必須条件である「大家族再生」を実現するには、
先ず自分が一定の成功した人生を送り、その子供も一定の成功をすることが、必要です。



更に、利益率を最優先することは、結果的に客の為にもなります。

例えば、SCEの信者は、
SCEは赤字ハードを作って苦労している。低性能ハードで儲けている任天堂はボッタクリ」
といった主張をしますが、それは間違いです。

十分な利益を出して会社が安定していれば、社員の精神も安定して、
それだけ客に質の高いサービスが提供出来るからです。

たとえ高性能な部品を集めてハードを作っても、そのせいで経営が圧迫され、
ソフトを含めたサービスに使う経営資源が無くなれば、結果的にダメゲーム機となります。



保守主義の方が各所で無理をされているのは、
草莽崛起という言葉で、ヒロイズムの自己陶酔をされているのではないか、
と邪推さえしてしまいます。
ヒロイズムに陶酔して自決や自滅などせず、あくまで抜け目無く勝利を目指して欲しいと思います。


また、良いだけでは無く「楽しいもの」でなければ、数字は出せないでしょう。
南京の真実」も、「コンテンツとして」出来の良い、ヒット作品になるかどうか。
いくら正しい内容でも、売りの無い駄作で終わったら、何もなりません。



無益なオナニーで5000億をどぶに捨てる男がいれば、その1000分の1の金額で苦しんでいる人々もいる。
何とも不条理なことです。



ちなみに、私の家は、物理的にCS導入が不可能です(アンテナを取り付けられない)。