左翼の粘り強さは「恨み」「怨念」にある。

昨年出された宿題の答えのようなものを思い浮かんだので、少し書いてみます。


ある方々から、保守側の運動には、左翼と違って粘り強さが無い、というお言葉を聞きました。

これには、いくつかの原因があると思います。


○日本人の国民性。農耕民族的で、穏やかで争いを好まない。

○保守運動は、基本的に高潔さを目指しているので、力が弱い。

左翼系の運動の裏には、暗い情念が渦巻いています。
一般的に、「私怨」「恨み」を原動力として動いている悪人は、強い。
内ゲバが盛り上がるのも同じ理由で、私怨や個人的利益が絡んでいるからです。
無欲であろうとする運動は、こうした暗い力を得ることが無いから弱い。
報酬が無い。
また、保守系の人々は行儀が良いので、
「仮想敵を設定して、そこに民衆の敵意や恨みを集中させる」
というやり方をしないから、盛り上がらない。
ネット上でも盛り上がったのは、朝鮮人や中国人などに敵意を集中させて排斥する運動だけです。
ネッターの行動基準は「川に落ちた犬に石を投げる」「メシウマ状態」といった言葉に集約されます。


保守関係者には、負の感情で動くことを嫌う人が多い。
それがそのまま、保守勢力の押しの弱さに繋がっています。
この傾向は、日本会議も新風も、そして(日本人の)街宣右翼に至るまで共通しています。

他方、左翼の側は、どれほど知識人を気取った人達でも、
その裏には必ず「恨みの力」が、原動力として存在しています。
「女性学者」と呼ばれる者の全員が、大学教授の皮を被った異常者であることや、
反日韓国人や中国人が、(権力者に煽動された)「恨み」を原動力として動いている所からも、
「恨みの力」の強さは明らかです。

「恨みの力」には、決して日本人は勝てません。
行儀の良いままでは、永遠に勝てません。
表向きは行儀を良くしていても、底流に、不満に裏打ちされた黒い巨大な力が流れていない限り、
負け続けるだけです。
綺麗に自決すれば、他の人が目覚めて付いてくるだろう、という切腹効果は、
残念ながら、あまり大きな力になっていません。


また、保守の本質のひとつに「恥」を嫌う、ということがあります。
逆に言えば、左翼は「恥知らず」だから強いのです。

例えば、最近の「派遣村」のような運動方法を、保守が取ることはありません。
恥ずかしいからです。
が、左翼は恥知らずなので、目的のためには何でもやります。