自民党と保守陣営は、愚策「ネガティブキャンペーン」で、更に負け続ける。


保守系最強のシンクタンク日本政策研究センター」が、
民主党批判の冊子『それでも民主党ですか?』を発売して、暫く経ちます。
各保守団体は、それを核にして、様々な活動を行ってきました。

保守団体だけで無く、自民党も、党を挙げての民主党批判を続けています。

が、民主党は痩せ細るどころか、今や次期政権確実とまで言われる快進撃を続けています。
西松建設も故人年金も、どこかに吹っ飛んで消えました。

何故か?
それにやっと最近気付きました。


ネガティブキャンペーンを行っているからです。

ネガティブキャンペーンは、逆効果以外の何者でも無いのです。


↓貴重なご意見

>111 名前:エージェント・774 投稿日:2009/07/24(金) 10:46:35 id:HVd6AC3V
>ネガティブキャンペーンの失敗をマケイン陣営の戦いから学ばなかったのか?
>こんなことをしている暇があったら、自民党の実績とやらを言えばいいのに。


これ以前にも、その前の大統領選の時には、
ゴア候補の鋭い舌鋒が逆効果となって、
ブッシュ候補の温和なイメージが形成されました。

また、「つくる会内紛」では、
西尾幹二氏による八木秀次氏叩きの連載ブログや雑誌記事(の品の無さ)が仇となって、
結果的に日本教育再生機構に多くの団体が集まった、という事実もあります。


街宣組のような100人以下の遊撃部隊が「陽動」としてネガキャンを行うことは戦略に適っていますが、
日本政策研究センター自民党のような「保守の本隊」が行っては、決していけないことだったのです。
その禁忌を破って即効性の麻薬に手を出さなければならないほど、保守は追い詰められているのでしょうか。
即効性の麻薬に頼っても、待つのは副作用から来る死でしかありません


では、ネガティブキャンペーンが駄目ならどうすれば良いのか、というと、
当然ポジティブキャンペーンしかありません。

が、ポジティブキャンペーン(イメージアップ作戦)を行うには、
長い時間と多くの人手と多額のお金がかかります。
コピーライターやコンテンツクリエイター、映像技術者のような人材も多数育成しなければなりません。

在りし日のソニーがブランドイメージを築き上げる為には、
数十年の時間と多くのエンジニアの努力が必要でした。
それと同じことです。


正攻法では勝てないから相手の足を引っ張る、というやり方では、
たとえそれが正論であっても、
三者から見て美しくありません。
特に、穏やかさや美徳を重んじる日本人の視点からは、
今の保守陣営の有り様は、みすぼらしく映るでしょう。


即効性の麻薬に頼っては、決していけないのです。

ネガキャンという凡ミスを取り返す為には、今こそ
日本会議の運動論」という原点に立ち返るべきではないでしょうか。