「私たちは石原氏に最大の敬意を払いながら、しかしはっきりと別れを告げなければならない」

http://p.booklog.jp/book/58809/read
久々に見た水島節、名文だと思う。


我々が倒すべき「幕府」は、
「官僚支配」などという「使い古された仮想敵」では無く、
行き過ぎた人権思想や新自由主義(強者の論理)に代表される、戦後思想そのものです。

官僚だけを悪者扱いして英雄気取りでいるような底の浅い人間を、指導者として仰ぐことは出来ません。
卵のように殻だけ硬くて中身はフニャフニャの、
外交防衛だけ右翼で内政は売国左翼と同質、という人は結構多い。


現在、ドライな欧米的契約思想は、日本の社会システムを破壊しつつ若者の意識をも破壊し、
女権の暴走によって日本の家族社会そのものが完全崩壊しつつあります。

本来、それらの専横に歯止めをかけて、機微や情緒や人間性復権を訴えるのは、
小説やアニメといったコンテンツの仕事ですが。