素人シナリオに敗れ去った「ベテランクリエイターの誰得シリアス」

今期は、主にベテランクリエイターによる誰得シリアスが、前半から乱発されました。
あかほりさとる事務所」特有の病気である終盤の誰得シリアスではなく、
序盤からウジウジしているところが、より深刻です。
その結果、完全な素人シナリオである「戦姫絶唱シンフォギアG」に、殆どの作品が敗れ去りました。


例えば、「シンフォギアG」のある話の終盤で、主人公の腕が怪物に食われて千切れます。
が、その次の話の冒頭では、すぐに復活している。
このように、「誰得シリアスを長く引きずらない」という、良い意味でのご都合主義的なシナリオが、
結果的に客に受けている。

こういった「素人志向の王道のアドリブの連続」に「玄人があれこれ考えて捻った作品」が負け続けている、
というのが現状です。


個人的には「シンフォギア」は大嫌いです。
下品な楽曲を売る為の広告アニメという色彩が強過ぎる上、内容もスッカラカンで刺々しく、
あざとい場面を繋げているだけ。
しかし、こんな「商品」に負けてしまう「独りよがりな作品」が多過ぎる事も事実です。