ソニー廃業への道――TR60は妄想だった

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050728AT3L2805G28072005.html

桁が違うので、文面だけを見たときは、ネタかと思いました。
万一この通りに推移すると、連結で珍天堂に軽く負けることに……それどころでは無いとも思いますが。

SCEの役員も無駄に増えて、いよいよ末期のドリカスと同じ衆愚政治と化すのか。


よほど訴求力のある、新鮮なゲームソフトが沢山出て、市場が劇的に拡大しない限り、
PS3はドリカスの何倍もの損害を叩き出して、SCEは破滅するでしょう。

が、現在、「デバイス込み」で、新鮮な作品を作れるソフト会社は、珍天堂一社しか存在しないようです。
また、MSの後追いビジネスモデルは、常にハードの発明を必要とする、ゲーム機分野では通用しないでしょう。



(もちろん、新しいものが全て良い、とは言えません。が、
「新規性があって、なおかつ、楽しめるように、しっかり調整してある作品」だけが、
市場の裾野を広げることが出来ることも事実です。
現在、そういう物を作れる「やる気」と「時間」と「金」を持っているのは、珍天堂だけです。
SCEは、金の使い方を誤りました)



また、これを私の口から述べることは、非常に心苦しいのですが、
十字キーもLRキーもアナログパッドも、元は珍天堂の発明品です。

その意味では、SCEもMSも、ハードを作っていた時代のSEGAも、他の多くのソフトメーカーも、
本来は、寄生虫と言われても、仕方の無いところなのです。

それが嫌なら、PCで、キーボードやマウス用にゲームを作るか、
ゲーセンの壊れやすいジョイスティックだけで無謀な戦いを続けるか、
自前で、新しい入力デバイスと対応ソフトを作るしかない。

しかし、殆どの開発者には、そんな発想力も資金力も無いので、
仕方無く、珍天堂の作った規格の上で、踊り続けている。

そして、PS3も360も、パクリと後追いの、縮小再生産しか行えていないのです。
発売前ですが、ほぼ確定事項です。新しい提案は、何も無い。