松浦光修vs八木秀次(『マンガ日狂組の教室』)

対決形式でのコラムレビュー。勝手に判定させて頂きますm(_ _)m

今回は、「八木秀次先生の勝ち」です。


松浦先生は、国旗国歌について、書かれています。
学術寄りで無いソフトな文体で、素朴な質感も出ています。
元々担当部分のネタ自体が面白味に欠けるので、
それを考えれば最善だったと思います。

あと、やはり松浦先生の文章は、堅い学術的な方面よりも、
『夜の神々』『やまと心のシンフォニー』のような、
より詩的で情緒溢れるロマン主義の世界が向いていると思うのです。


八木先生は、締めの部分で、階級闘争史観や自己決定権、
組織としての日教組の悪行や現状などを、書かれています。

 出だしは今ひとつですが、3ページ目以降は神レベル。
するすると読めて読後感も清々しく良好。
八木先生らしい竹を割ったような実証的な文体は、
むしろ今時の若い人が読むのに向いていると思いました。



漫画部分も、イカレたキャラが出てきて結構面白いので、是非読んでみましょう。