「靖国神社」「つくる会」など、保守運動は、深刻な「たこつぼ化」に直面しています。
同じ方向性を持つ人が集まって、一種の階層社会を築いて、その中に安住すると、
構成員や方向性が固定化して、それ以上裾野が広がらなくなってしまいます。
同じように同好の士だけが集まるコミケは、年々、参加者数が増えています。
新しい世代が入ってくる一方で、古い世代も残り続けているからです。
ですから、世代が一巡するまで、あと３０年ぐらいは、緩やかに増加して行くでしょう。
最大の違いは、
コミケのようなポップカルチャーには「楽しさ」がありますが、
大半の保守運動には「楽しさ」が無いということです。
原因は、政治運動を趣味として割り切っていない人が多いことにあります。
義務感に囚われて、常にしかめっ面をしている人、
専従を目指してカリカリしている人などです。
