「幼少時から馴染ませろ」が何故正しいのか


「自由恋愛を禁止し、男女を、出来るだけ若いうちにくっつけた方が良い」
ということを前回書きましたが、それには確固たる裏づけがあります。


(松居和著『21世紀の子育て』118p-119p)
>「できるだけたくさんの人にお子さんの小さい時を見せておいたらどうでしょう」
>
>人間はひとりでは生きられません。「自立」なんて言葉は脳みそから消して下さい、と言いました。
>幼い頃を知っていれば、周りの人間は親身になれます。

>子供の将来のために、その子の幼児期をしっかり色んな人に見せておく。子供が知らないうちに、
>子供のために絆の財産を作っておいてやる。


同じように、女の子も「あどけない」うちに、初々しい頃の姿を相手の男の子に見せておくと、
後々まで親身になることが出来ます。
年を取ってから互いを引き合わせても、守りたいと思う気持ちは芽生えません。
幼い頃手を引いた思い出が、後々まで生きてくる。
こうした手法は俗に「幼馴染属性」と呼ばれ、
大ヒット確実な話題作「祝福のカンパネラ」体験版(ういんどみる)を始めとして、
実に多くの正統派ギャルゲーコンテンツにも使われている、効果的な手法です。


行きずりの相手の上で腰を動かした回数を自慢するだけでは、
心の繋がりを育てることは出来ません。



また、「思い出」とは、イベントのことだけでは無い。
何かがあった、一緒に何かを乗り越えた、ということだけでは無く、
心の中に、その人のことが、どれだけ刻み込まれているか、どれだけ存在感があるか、
ということです。

ですから、必ずしも時間に比例しません。
が、同じ時間を長く過ごすほど、「思い出の総量が増える確率が高くなる」ことも確かです。

劇的なイベントに頼らずに思い出を育てる為には「一緒に同じ時間を過ごすこと」が不可欠です。