『新訳 南洲翁遺訓(松浦光修著)』のレビューを書きました。

読みやすいので、是非ご一読されてみては如何でしょうか。

[新訳]南洲翁遺訓

[新訳]南洲翁遺訓

松浦光修氏の最新論考集

松浦光修氏の論考集は『夜の神々』以来、四年振りとなる。
遺訓の現代的な意訳(遺訓自体は原文で十数頁)に続けて、
遺訓にまつわる出来事や背景を交えた松浦氏の論考が、
「余話」という形で補足されている。

4ヶ月という短期間での執筆ながら、
松浦氏ならではの、冷静さと愛を兼ね備えた対象への視線は健在。
西郷や他の偉人達が、等身大の生身の人間として生き生きと描かれている。

心洗われる人生訓とも言うべき珠玉の言葉が、
いっぱいに詰め込まれている。
いつにも増して平易な文体で書かれているので、
特に学生の方に御一読を薦めたい。


西郷像

松浦先生の後書きによると、上野の西郷さんの銅像は本物に似ているとのことです。
画像は昨年の今頃撮影したものですが、花見の時期だったので、
銅像は絶えず沢山の人々に囲まれていました。