道徳教育は支配者に悪用される


「文句を言う人は何もしない人」「努力している人は文句を言わない」

こうした文句は、一見綺麗な言葉ですが、
支配者の側に利用されると、たちまち悪政の正当化になります。


そもそも道徳というものは刷り込み式の教育では無く、
大人達が自ら手本となること、背中で語ることによってのみ育まれます。

従って、先ず政治家がまともにならない限り、国民がまともになることはありません。
下からではなく、上からです。
さもなければ、徳の高い人が何とかして権力を奪取するしかありませんが、
それこそ至難の業です(お人よしが権力闘争で狡猾な悪人に勝つことは不可能だから)。