今敢えて行う・杉浦綾乃論


ふぇすてぃばる以降様々な反応が各所で見られますが、敢えて言及したい話題が一つだけあります。


ゆるゆりを大好きなみなさまへ。
http://yaplog.jp/saki-ohana/archive/5162


生徒会メンバーは二軍です。
ゆるゆりのメインキャラは「ごらく部」の4人だから、それは揺ぎ無い。
しかし、生徒会組にも沢山のファンがいる。
出来の良い作品の場合、悪役や端役まで魅力的であることが多いので、決しておざなりには出来ない。

藤田咲さんは最初別のキャラクター志望だったが、その後綾乃役になった、という噂がありました。
が、作品を見る限り、藤田さんには綾乃の方が向いていると思いますし、結果的には良かったように見えます。
他の配役も、神がかり的、と言わないまでも、実に良く合ったキャスティングでした。


綾乃は、ベースがツンデレの高飛車系ライバルという、ありがちなテンプレキャラです。
が、時代背景に合わせたのか、徹底してヘタレ化されていて、
それにより、嫌味の全く無い「温泉のような」世界観の構築に一役買っています。
ツンデレ」から「ちょろい」への流行の移り変わりを象徴するキャラの一人です。
女性的な質感は多分全キャラ中一番だと思います。

また、理由は不明ですが、綾乃のキャラソンはエレクトロ色が強く、純粋に聴く場合の楽曲の質の高さも
一番だと思う(「振る」場合はまた別)。


蛇足ながら、全く金にならないとはいえ、この人には21世紀最強のキャラクターに声を吹き込んだ事実があります。
羨ましく思う人は少なくないのではないでしょうか。