モデリング理論と道徳教育とアニメコンテンツの力

(明らかになった偉人伝の効果/渡邉毅准教授)


良く左寄りの人が使う攻撃用語として「価値観の押し付け」というものがある。
最近は、保守派が推進する「道徳教育」に対して使われることが多い。


そもそも、教育とは価値観の押し付けである。
例えば韓国では「韓国人は熊の子孫である」という歴史教育をしているが、
それを是正させる権利は、日本を含む外国には無い。
それと同じく、というのは失礼だが、日本には日本の価値観がある。


本文では「偉人伝やテレビやマンガのヒーローの子供への影響力」が指摘されている。
そうした「モデリング」の対象は、当然「徳の高い存在」あるいは「いい奴」でなければならない。

だが、近年のアニメコンテンツの荒廃は酷く、「モデリング」に適した作品は殆ど無い。
特に女性視点の作品は酷く、「マギ」のように階級史観や革命思想が混入しているものも少なくない。
今期アニメでモデリングの対象になり得るキャラは「奇狼丸」「真鍋義久」「ジョセフ・ジョースター」あたりか。
先ずは上流の教育改革が先だが、娯楽コンテンツの影響力も注視する必要がある。