遠藤浩一氏は、「現実感覚を喪失した」のか?

「現実感覚を喪失した戦後保守」
http://melma.com/backnumber_194682_5742619/


若い世代の人は「駄目になっていく日本」を見ながら育ったから危機感がある
(危機感は当事者意識に繋がる)、
戦後復興や高度成長期を経験した年配層の人は危機感が薄い。

「ネット保守は自分が底辺層であることを中国韓国に責任転嫁しているに過ぎない」
などという下世話な論法で小銭を稼いだ人もいましたが、
自己責任論も度が過ぎると、日本人離れして一神教的価値観の使徒になってしまいます。

安倍総理は、石破氏や石原氏と違い、当事者意識を持っている……といった内容でした。
当事者意識とは、多神教文明の核である「『神々=祖先』との繋がり」を意識することです。
キリスト教や西洋的価値観は、「一神教的地勢」から発生したので、それは日本の保守ではありません。



こうした当事者意識の低い人の特徴を補足してみると
・評論家
・主に経済面での「人生の逃げ切り」に成功した(と思っている)
・(左翼にでは無く)「保守に近い人に」当り散らすことが多い
・自分が動かず、他人に全て命令してやらせようとしている



遠藤氏は『日本の息吹 2月号』でも安倍晋三論を書かれていますが、こちらは、
若干引っ掛かる感じがあるものの、まだまともなように思えました。
但し、たとえ歴史仮名を使っていても、肝心の内容が俗っぽくて薄っぺらいと、本末転倒に思えるのですが。