(2023 0522)

 


*[アニメ]前期アニメ『解雇された暗黒兵士』ほか


①『解雇された暗黒兵士(30代)のスローなセカンドライフ

怪力以外ほぼ完璧な嫁キャラのマリーカが魅力的だが、
僅か半クールで結婚出産まで行くので萌え需要には繋がらない。

アニメ版はバシュバーザが生き残るなど
全体的にポリコレ幼稚化しているのがマイナス。
やはりファンタジー戦記物は、
読者に喪失感を与える戦死者を描かなければ真剣味が出ない。
内容は、キャラが立っていて話も最後まで緊張感があって良く出来ている。

 

③『最強陰陽師異世界転生記』

主人公セイカが見た目かわかわショタで中身が最強梅原お兄さんという、
これも非常に凝った設定なので、ユーザーが付いて来れなかったようだ。

設定上主人公より強い敵は皆無と思われるので、
ストーリー展開は安定している。
ヒロイックファンタジーの王道とも言える。

 

③『英雄王、武を極めるため転生す』

内容的にには特にみるべきものはないが、主人公イングリスは面白い。
大昔のエロ漫画のような古臭いデザインの巨乳美女に
最先端の奇っ怪な設定が乗っていて、
普通に考えたら完全に終わっているが、素材としての潜在能力はある。

今流行りの『おにまい』に倣って『お爺ちゃんはおしまい』(略称じじまい)
的な展開をすれば使えると思う。

 

 


次点


『冰剣の魔術師が世界を統べる』

主人公があまり強くない。おばさんキャラが多数マウントを取って来る。
絵が崩れがちで萌え度が低い。それ以外は良く出来ている。

 

『老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます』

テレ朝の深夜アニメとしては最高の出来。
主人公が「異世界と現実を自由に行き来出来る能力」しか持っていない、
というのは目新しい。
しかし目新しさが面白さに繋がることは殆ど無い。

 

異世界のんびり農家』

原作は、数々の名作を輩出したソフトハウスキャラの脚本家・内藤騎之介氏。
ゲームシステム的な世界設定の出来は素晴らしい。

が、ヒロインの数が多過ぎて一人一人の描写が薄く、印象に残らない。
これはエロゲーだったとしても、戯画マインのようで致命的かもしれない。