「Every Day Is Summer」

(2023 0926)



*[音楽]シャカタク11ヶ月ぶりに来日



http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=14367&shop=1
コロナが明けて通常営業に戻ったのでしょうか。


https://twitter.com/SHAKATAK_UK/status/1633522117630124035
約30年の間グループを支え、昨年の来日時にも元気な姿を見せていた
ギタリストのアラン・ウォーマルド氏が、急逝されたそうです。
ほんの半年前に目の前で見ていたので驚きました。御冥福をお祈り致します。

代わりのギタリストは、長い間グループから離れていた、
オリジナルメンバーのキース・ウィンターが復帰されるようです。



最近は、2010年代の作品を、良く聴き返しています。
音質が向上し、背景に使われているシンセなどの
複雑な音の粒立ちが、クリアに聴こえるようになった。
例えば、ビルのソロパートの、極限まで微細化され
宙を舞うように繊細に流れて行くエレピの音に、表れている。

昔のような勢いは無いものの、2010年代に発表された4作は、
いずれもキャリアの集大成に相応しい傑作であり、
オーディオ評論にも耐えうる音質を持っています。



*[音楽]Eyes Of The World(2023)アップテンポの曲だけ紹介

https://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A011074/VICP-75167.html


4年振りの新作は、80年代風に先祖返りする一方、
前作までの延長線上の曲もあり、マシーンサウンドもより多く導入され、
より進化した作品になっています。
また、今回は久し振りにキース・ウィンターが参加、
独特の情熱的なギターの音を各所で聴かせています。
楽曲面ではベースのジョージ・アンダーソンが最も活躍されました。


①Love Is Gonna Gecha
「いつもの」と言われて出て来るタイプの曲。
一曲目としては地味な方かもしれない。


④Love Will Take You There
お手本のようなブラスアレンジが華やかな、70年代ディスコ風のファンク。
これまでの彼らに無かったタイプの曲。終盤のトランペットが特に良い。


⑦Every Day Is Summer
今回一番の出来。アランに捧げられたアップテンポの好楽曲。
「Sunshine」の系統か。冒頭やサビでバックに流れているシンセ音が気持ち良い。
個人的にはEW&Fらしさはあまり感じなかった。
これを今、半年弱で仕上げてくるのは凄い。


⑩Always On My Mind
「The Story Of My Life」に近いタイプの曲。これも80sの延長線上だが
進行は複雑化していて、バンドの年輪が出ている。ベースソロに温かみがある。


⑬Eastern Dawn
軽快なラテン音楽。「Brazilian Dawn」路線の集大成か。
今回はパーカッションがよりこなれて、横乗りが自然体になった。



各種配信サイトでも公開されているので、聴いてみて欲しい。